日本獣医内科学アカデミー
先日、休診にさせていただき、東京で行われていた日本獣医内科学アカデミーという学会に三日間参加してきました。休診中はご来院いただいた方にはご迷惑をおかけしました。
私が知らなかったいくつもの診療に生かせる内容の講義があり、改めて日々の勉強を怠らず、開院したことで満足せずに、診療の質を上げていく努力をしていきたいと思いました。
中でも一つ、猫ちゃんで圧倒的に多い病気である慢性腎不全に対する新薬が4月ころに販売されるというお話をさせていただきます。この病気についてはあまりにも有名なのでここでの説明は割愛させていただきますが、その治療は、ACE阻害薬や受容体拮抗薬、フードや点滴などがありました。
今回の学会では、プロスタサイクリン製剤という薬が他の治療薬よりも慢性腎不全の増悪を緩やかにし、食欲増加などの効果も期待できるというものでした。このプロスタサイクリンという薬は、人の本態性肺高血圧症などで用いられる薬なのですが、動物病院ではあまり使用されていることの少ない薬です。私は、ワンちゃんで起きる心臓疾患からくる二次性の肺高血圧症でバイアグラが高額で使いづらい子で同じ成分の人体薬を何度か使用していましたが、副作用の少ない良い薬です。
今後は当院でも慢性腎不全の症例に積極的に使用していきたいと考えています。
今後も年に1,2回学会に参加することがあると思いますがあらかじめホームページや院内に掲載いたしますのでご確認ください。
私が知らなかったいくつもの診療に生かせる内容の講義があり、改めて日々の勉強を怠らず、開院したことで満足せずに、診療の質を上げていく努力をしていきたいと思いました。
中でも一つ、猫ちゃんで圧倒的に多い病気である慢性腎不全に対する新薬が4月ころに販売されるというお話をさせていただきます。この病気についてはあまりにも有名なのでここでの説明は割愛させていただきますが、その治療は、ACE阻害薬や受容体拮抗薬、フードや点滴などがありました。
今回の学会では、プロスタサイクリン製剤という薬が他の治療薬よりも慢性腎不全の増悪を緩やかにし、食欲増加などの効果も期待できるというものでした。このプロスタサイクリンという薬は、人の本態性肺高血圧症などで用いられる薬なのですが、動物病院ではあまり使用されていることの少ない薬です。私は、ワンちゃんで起きる心臓疾患からくる二次性の肺高血圧症でバイアグラが高額で使いづらい子で同じ成分の人体薬を何度か使用していましたが、副作用の少ない良い薬です。
今後は当院でも慢性腎不全の症例に積極的に使用していきたいと考えています。
今後も年に1,2回学会に参加することがあると思いますがあらかじめホームページや院内に掲載いたしますのでご確認ください。